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2013年11月

2013年11月29日 (金)

今日は何の日?(11月29日)

今日はいい肉の日なのでシャブシャブを食べてきました。
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いい肉の日は「いい(11)にく(29)」の語呂合せから宮崎県の「より良き宮崎牛対策協議会」が制定したそうです。その由来からすると宮崎牛を食べたい所です。近場に宮崎牛を扱っているお店が無いので国産牛(詳細不詳)のシャブシャブでしたが、旨かったので良しとします。

(江坂)

2013年11月27日 (水)

新人歓迎会

昨日は職場の新人2名の歓迎会でした。場所は錦町のきょうど料理亭せきはらさんです。箸袋の一部分を接写してみました。
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新人さんは働き始めて1ヶ月程ですが、しっかり仕事に順応していて、これからが楽しみです。2人とも飲ませ上手なので、すっかり酔わされてしまい、シメの挨拶がグダグダになってしまいました。しかし、「ブラジル人のミラクルビラ配り」を噛まずに言えたので良しとします。

(江坂)

2013年11月26日 (火)

今日は何の日?(11月26日)

「いい風呂の日」なので、アルテンのゆのみの湯に行ってきました。
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「いい風呂の日」は、11月26日を【1126=イイフロ(いい風呂)】とし、日本浴用剤工業会が日本記念日協会により正式に登録、認定された記念日だそうです。
http://www.jbia.org/event/index.html

その由来からすると、自宅で入浴剤の湯に入るのが正しい過ごし方なのかも。

(江坂)

2013年11月22日 (金)

今日は何の日?(11月22日)

今年も11月22日は、いい夫婦の日ですね。 「いい夫婦の日 www.fufu1122.com」はコミニュケーションが苦手だといわれる日本人の「夫婦」が、お互いに感謝の気持ちをかたちにするきっかけを作ることを目指しているそうです。
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北大演習林のマガモの夫婦を撮って来ました。本当は夫婦のカモが「22」の形になっているのを狙っていたのですが、カモは熟睡中で起きてくれませんでした。

夫婦のコミュニケーションといえば、悩ましいのが妊娠中の夫婦生活です。聞きたくても聞けないという方も多いと思います。明確な根拠は無いのですが、妊娠中により安全にセックスするための基本的な考え方を紹介します。

<お腹を圧迫しない>
妊娠中の大きなお腹を圧迫すると、何か良からぬことが起きそうです。お腹を圧迫しない体位が望ましいです。

<子宮口を刺激しない>
妊娠中の子宮口を刺激すると、何か良からぬことが起きそうです。挿入が深くなる体位は避けましょう。

<乳頭を刺激しない>
乳頭を刺激すると、子宮を収縮させるホルモンが分泌されます。乳頭を刺激するのは控えましょう。

<ナマでしない>
精液の中には、子宮を収縮させる物質が含まれています。コンドームを装着しましょう。

といったところですが、明確な根拠のあるデータは無いので、産婦人科医の中でも意見は分かれます。例えば「膣内射精すると早産率が上がるというデータは無い。だからコンドームを付けなくても良い。」という産婦人科医だっているわけです。自分としては、なるべく安全そうな方法でいたした方が、妊婦さんにとっても自分にとっても安心だと思います。そんな自分の考えに近いやり方がこちらに紹介されています。

妊娠中の正しいセックスを学びましょう!-赤ちゃんの部屋
http://www.babys-room.net/maternity/maternityroot/sex.html

こういうのを参考にして、妊娠中の夫婦生活を楽しんで下さいね。
(江坂)

2013年11月20日 (水)

働く妊婦さんの健康管理

働く妊婦さんは、男女雇用機会均等法と労働基準法で守られています。

1.男女雇用機会均等法における母性健康管理の措置

(1)保健指導又は健康診査を受けるための時間の確保(法第12条)
事業主は、女性労働者が妊産婦のための保健指導又は健康診査を受診するために必要な時間を確保することができるようにしなければなりません。

(2)指導事項を守ることができるようにするための措置(法第13条)
妊娠中及び出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合は、その女性労働者が受けた指導を守ることができるようにするために、事業主は勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければなりません。

※「母性健康管理指導事項連絡カード」について
事業主が母性健康管理の措置を適切に講ずることができるように、女性労働者に対して出された医師等の指導事項を的確に事業主に伝えるための「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用しましょう。
(「母性健康管理指導事項連絡カード」の活用についてはこちら)

(3)妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いの禁止(法第9条)
事業主は、女性労働者が妊娠・出産・産前産後休業の取得、妊娠中の時差通勤など男女雇用機会均等法による母性健康管理措置や深夜業免除など労働基準法による母性保護措置を受けたことなどを理由として、解雇その他不利益取扱いをしてはなりません。

(4)紛争の解決(法第15条~第27条)
母性健康管理の措置が講じられず、事業主と労働者の間に紛争が生じた場合、調停など紛争解決援助の申出を行うことができます。


2.労働基準法における母性保護規定

(1)産前・産後休業(法第65条第1項及び第2項)
産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)<いずれも女性が請求した場合に限ります>
産後は8週間
女性を就業させることはできません。
(ただし、産後6週間を経過後に、女性本人が請求し、医師が支障ないと認めた業務については、就業させることはさしつかえありません。)

(2)妊婦の軽易業務転換(法第65条第3項)
妊娠中の女性が請求した場合には、他の軽易な業務に転換させなければなりません。

(3)妊産婦等の危険有害業務の就業制限(法第64条の3)
妊産婦等を妊娠、出産、哺育等に有害な業務に就かせることはできません。

(4)妊産婦に対する変形労働時間制の適用制限(法第66条第1項)
変形労働時間制がとられる場合であっても、妊産婦が請求した場合には、1日及び1週間の法定時間を超えて労働させることはできません。

(5)妊産婦の時間外労働、休日労働、深夜業の制限(法第66条第2項及び第3項)
妊産婦が請求した場合には、時間外労働、休日労働、又は深夜業をさせることはできません。

(6)育児時間(法第67条)
生後満1年に達しない生児を育てる女性は、1日2回各々少なくとも30分の育児時間を請求することができます。

(7)罰則(法第119条)
上記の規定に違反した者は、6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。

詳しくはこちら
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/seisaku05/01.html

無理して働いて赤ちゃんに何かが起こっても、職場が責任を持ってくれる訳ではないので、制度を有効に活用して下さいね。

(江坂)

2013年11月14日 (木)

臍帯脱出について

今回は妊婦健診セリフ集8-3で触れた臍帯脱出についてのお話です。読んで字のごとく、臍帯(へその緒)が飛び出してしまう病気です。ほとんどが、突然に何のまえぶれもなく破水と同時に起こります。臍帯脱出が一旦起こってしまうと、臍帯が赤ちゃんの体と産道の間に挟まって圧迫されて、臍帯を通じての赤ちゃんへの酸素供給が絶たれるため赤ちゃんは高度な酸欠状態になり、胎児死亡や脳性麻痺の原因となります。
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出産で重度の脳性まひになった子どもに対し補償する「産科医療補償制度」について、補償対象事例の原因分析結果をまとめた報告書が発表されています。

報告書はこちら
http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/pdf/Saihatsu_Report_03_All.pdf

この報告書を元に、今年の5月頃に『陣痛促進剤 ずさんな投与実態』などの見出しで報道されていたので、陣痛促進剤に対して不安を感じている妊婦さんも多いかと思います。一方、ネット時代になって情報の受け手が報道の元ネタを入手できるようになったので、マスコミの『ずさんな報道実態』に気付く人も増えてきました。

報告書の分量は大変多いのですが、44ページに「脳性麻痺の主たる原因」の表がまとめられています。それによると、対象数188件のうち単一の原因によるものは106件で、内訳は常位胎盤早期剥離(重要な病気なので日を改めて詳しく書きます。)が48件、臍帯脱出が11件、その他の臍帯因子が19件、子宮破裂が6件といった具合で、臍帯脱出は脳性麻痺の原因としてワースト3には入る重大な病気といえます。なので、破水した時には臍帯脱出の有無を確認するのが大切です。破水かな?と思った時には、必ず連絡して下さいね。

ちなみに陣痛促進剤が原因になったのは、子宮収縮薬による過強陣痛が1件でした。大事なので2回書きます。報道の見出しになった陣痛促進剤が脳性麻痺の主因になったのは、子宮収縮薬による過強陣痛が1件でした。

(江坂)

2013年11月11日 (月)

今日は何の日?(11月11日)

日増しに寒くなってきましたが、タイヤ交換はお済みでしょうか?副院長の江坂です。本日、11月11日は、1111がチンアナゴが並んでいるように見えるので、『チンアナゴの日』だそうです。
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ちなみに写真はチンアナゴの親戚のニシキアナゴのボールペンです。
(江坂)

2013年11月 7日 (木)

これであなたも妊婦健診が出来る!?(まとめ)

今までのセリフをまとめてみました。
(セリフをクリックすると解説に移ります。)

「こんにちは。〇〇さんが今日で◯週と◯日まで来ました。調子悪い所など、無いですか?」
「では赤ちゃんを見て行きます。お腹を出しますね。エコーの検査になります。」
「まず、これが赤ちゃんの頭の所で、ここでドキドキしているのが心臓です。」
「これがお腹の真ん中辺で、大きさを測って行きます。」
「こっちが太ももの骨で、性別はお聞きになっていますか?今日も◯の子ですね。」

「羊水の量もちょうど良くて、胎盤の位置も異常なしです。顔はこんな感じで、写真とっておきますね。今日の赤ちゃんの体重は〇〇〇gくらいです。大きさもちょうど良くって、他に見たい所など無いですか?」
「それではお腹を拭いてから、お話になります。」

(1)「それではお腹を拭いてから、おりもの検査になります。」
(2)「それではお腹を拭いてから、子宮口がちゃんと閉じているか確認しますね。」
(3)「それではお腹を拭いてから、子宮口の開き具合を確認します。」

最後にまとめのお話をして健診終了です。これを覚えれば、あなたも妊婦健診ができるかもしれない!?
(江坂)
※これを見て、産科医を騙って妊婦健診の真似事をしようという人はいないと思いますが、医師や弁護士の資格を騙った段階で犯罪に問われるので、良い子は真似しないで下さいね。

2013年11月 6日 (水)

これであなたも妊婦健診が出来る!?(セリフ集8-3)

「それではお腹を拭いてから、・・・。」に続くセリフには、妊娠週数によりオプションがあります。

その3
「それではお腹を拭いてから、子宮口の開き具合を確認します。」
この後は、内診台に上がっていただき、子宮口の開き具合を内診します。当院では妊娠37週以降の正期産の時期に内診を行います。子宮口の位置、開き具合、柔らかさ、厚み、赤ちゃんの頭の位置を見ます。破水の有無もチェックします。

妊娠37週以降の正期産の時期に見られる分娩の兆候には以下のものが有ります。

陣痛
 規則的に繰り返されるかんけつ的な子宮の収縮
おしるし
 少量の出血が混じった粘液状のおりもの
破水
 卵膜が破れて羊水が流れでる

破水を疑う場合は、感染や臍帯脱出(重要なので機会を改めて詳しく説明します。)のリスクがあるので、必ず受診してください。
(江坂)

2013年11月 5日 (火)

これであなたも妊婦健診が出来る!?(セリフ集8-2)

「それではお腹を拭いてから、・・・。」に続くセリフには、妊娠週数によりオプションがあります。

その2
「それではお腹を拭いてから、子宮口がちゃんと閉じているか確認しますね。」
この後は、内診台に上がっていただき、経腟エコーで、子宮頸管長を計測します。
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筋になって写っている所が子宮頸管といって将来赤ちゃんが通って来る所です。ここが短くなったり開いてきたら危ないねってなるところですが、写真の方はしっかり閉じていて、長さも十分です。当院ではこの検査を妊娠24週前後、30週前後、その他の必要時に行います。ついでに胎盤位置も確認します。

では子宮口がちゃんと閉じていなかったらどうするか?

子宮頸管の長さが短いほど早産の危険性が高くなり、内子宮口がくさび状に開いているときにはさらに注意が必要です。妊娠22週から妊娠37週未満までの分娩を早産と呼び、早産の危険がある状態を切迫早産と呼びます。総分娩数の約5%が早産となります。前期破水、多胎妊娠、羊水過多症、頸管無力症などの原因がありますが、約50パーセントは原因不明の早産です。

はり止めの薬(子宮収縮抑制剤)によって妊娠の継続が可能になりましたが、早産が避けられない場合もあります。早産は未熟児出生を意味するために産まれた赤ちゃんの管理が重要です。週数や分娩時の状況により、高次医療施設での管理が必要です。

(江坂)

2013年11月 2日 (土)

三階の滝

スタッフに勧められて三階の滝を見に行きました。
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残念ながら紅葉の見頃は過ぎてしまった感じですが、名前の通り三段になっていて躍動感のある滝でした。
(江坂)

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